最初にそろえる陶芸の道具は、五つあれば足りる

陶芸を始めたいと思ったとき、道具をどこまでそろえるべきか、迷う方は多いと思います。手びねりであれば、必要な道具は、それほど多くありません。ここでは、最初にそろえておきたい道具と、作業場所の考え方を整理します。作業の合間に見ているページはブックマークしているページです。
最初にそろえたい五つの道具
木べら:土を押さえたり、形を整えたりします
竹べら:細かい部分の削りや、模様付けに使います
スポンジ:表面を整え、水分を調整します
切り糸:土を切り分けたり、底を切り離したりします
霧吹き:土の乾燥を防ぎます
この五つがあれば、基本的な手びねりの作業ができます。ほかの道具は、作りたいものが決まってから、少しずつ足していけば十分です。
作業台は、水に強い素材で
土を扱う作業台は、水に強い素材のものを選びます。木の板や、ビニールシートを敷いた机などが使えます。土が付いても拭き取りやすく、水を使っても傷まない環境が理想です。
服装は汚れてもよいもので
土や水が飛び散ることがあるため、エプロンや、汚れてもよい服を用意します。長い髪は、結んでおきます。爪は短く切っておくと、土の中に入り込みにくく、作業もしやすくなります。
後片付けの基本
作業が終わったら、使った道具は、水で洗って、土を落とします。ただし、排水口に土を流すと、詰まりの原因になるので、バケツなどに水をため、沈殿した土を取り除いてから、水を流します。
道具は自分の手に合うものを
道具の大きさや形は、手の大きさや好みによって、使いやすさが変わります。可能であれば、実際に手に持って、握り具合を確かめてから購入します。木製の道具は、使い込むほど手になじんでいきます。
道具の手入れ
木べらや竹べらは、使ったあとに水で洗い、よく乾かしてから保管します。濡れたままにしておくと、カビが生えたり、割れたりする原因になります。スポンジは、土が詰まりやすいので、使ったあとに、よくすすいで、風通しのよい場所で乾かします。
作業場所の明るさ
細かい作業には、十分な明るさが必要です。自然光が入る場所が理想ですが、難しい場合は、手元を照らす照明を用意します。影が強く出ると、形の凹凸が見えにくくなるため、光の方向を調整できると便利です。
教室や共同工房を使う場合
自宅に作業場所を確保しづらい場合は、陶芸教室や共同工房を利用する方法があります。道具や土、窯が用意されているので、手ぶらで始められるところも多くあります。利用するときは、施設ごとのルールや、料金体系を事前に確認してください。
道具を増やすのは、慣れてから
道具は、使ってみて初めて、必要性が分かるものです。最初から多くのものを買いそろえるよりも、必要になったときに少しずつ増やしていくほうが、無駄がありません。まずは、手元にあるもので工夫しながら、土に触れることを楽しんでください。
持ち帰るときの注意
作った器を教室などから持ち帰るときは、乾燥の段階によって、扱い方が変わります。生乾きの状態は、非常に壊れやすいため、新聞紙や柔らかい布で包み、箱に入れて、揺れないように運びます。焼き上がったあとは、陶器として扱えますが、衝撃には弱いので、割れ物として梱包します。
汚れた手の洗い方
土が付いた手を、そのまま水道で洗うと、排水口に土が流れて、詰まりの原因になります。バケツに水をためて、そこで手を洗い、沈殿した土を取り除いてから、水を流します。作業が終わったあとの習慣として、身につけておくとよいでしょう。
保管の場所
作りかけの器や、乾燥中の作品は、直射日光や風を避けた、安定した棚に置きます。倒れたり、ぶつかったりしないよう、置き場所に余裕をもたせてください。